ブックタイトル豊見城市観光ガイドブック

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概要

豊見城市観光ガイドブック

2627TOMIGUSUKU 豊見城城主が伝えた中国の伝統行事 ● 2008年から豊崎美らSUNビーチにて開催されている「豊見城ハーリー大会」は、約600年の時を経て復活した伝統行事であり、五穀豊穣、民安・太平、諸国万民の友愛を祈願し行われている大会です。豊見城ハーリーと似たイベントは、長崎県の「ペーロン」など東アジア一帯に残っており、「ドラゴンボートレース」として国際的に知られています。 ハーリーの由来には諸説ありますが、琉球王国時代の歴史書「球陽」によると約600年前、豊見城城主「汪応祖」は、中国に留学した際に見た伝統行事の龍舟競渡に感動し、帰国後、中国の製法に習い龍船を造りました。それを城下の漫湖に浮かべ遊覧する様子を目にした那覇周辺の 人々は、それに見習って龍船を造り、中国の行事と同じ旧暦5月4日に漫湖で競漕し、汪応祖にお目にかけるようになったのがハーリーの始まりとされています。 競漕の際には、那覇、久米、泊の龍船3隻は、豊見城城下の津屋(港)に船を漕ぎ寄せて城内の豊見瀬御嶽を参拝し、豊見城ノロ(女神官)に従ってユガフー(世果報=五穀豊穣)を祈願する「豊見城ヌブイ(上り)」が行われていました。豊見城ヌブイは、廃藩置県後に途絶えてしまいましたが、2003年に「ハーリー由来まつり」として125年ぶりに復活し、現在は、豊見城城址(※平時は入場不可)内の豊見瀬御嶽で5月の那覇ハーリー前に開催されています。 汪応祖が伝えたハーリーは、琉球王府が中国王朝の皇帝が派遣する使節をもてなす際に首里の龍潭池で披露されることもあり、時代を経て、県内各地の漁村で「サバニ」と呼ばれる伝統漁船を用いて、漁民の海上安全と豊漁を祈願して行う競漕行事として定着しました。現在では、県内外の人々を熱狂させる沖縄を代表する伝統行事となっています。豊見城はハーリー発祥の地600年前に伝わった龍舟競渡#4 TOMIGUSUKU ColumnTOMIGUSUKU GUIDE BOOKりゅうせんきょうとわん おうそ